クワガタ採集は夏の人気アクティビティ
クワガタを自分で野外採集することは、夏のアウトドアアクティビティとして大変人気です。
適切な時期や場所、方法を知っていれば、初心者でもクワガタを捕まえることができます。
この記事では、クワガタの捕まえ方と捕り方について詳しく解説していきます。
クワガタを捕まえるための基本知識
まずは、クワガタ採集に必要な基本情報を押さえましょう。
採集に最適な時期
クワガタの採集シーズンは6月上旬から8月中旬がピークです。
特に7月上旬〜8月上旬は種類も数も多く、採集に最適な時期となります。
早い種類では5月中旬から見られ、遅い種類は9月末まで活動していることもあります。
採集に適した時間帯
クワガタは夜行性の昆虫です。
夜間は19時頃から22時頃、早朝は4時〜6時頃が狙い目です。
風がなく蒸し暑い夜は特に活発に活動するため、採集チャンスが広がります。
採集に向いた天候
雨上がりの蒸し暑い日、風の弱い日、月明かりの少ない夜がおすすめです。
特に満月以外の夜は、クワガタが光に集まりやすくなります。
クワガタ採集に必要な道具
クワガタ採集には以下の道具を用意すると安心です。
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ヘッドライト・懐中電灯(両手を空けられるヘッドライト推奨)
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虫かご
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ピンセット
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かき出し棒・ひっかき棒
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軍手、長袖・長ズボン、帽子
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タオル
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携帯用霧吹き
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歯ブラシ(木の割れ目にいるクワガタを優しく掻き出す)
準備万端にして、安全かつスムーズに採集を行いましょう。
クワガタを捕まえる4つの方法
それでは、実際の採集方法を紹介します。
樹液採集
もっとも一般的な捕まえ方です。
クヌギやコナラなどの広葉樹で、樹液が出ている木を探します。
樹液の甘酸っぱい香りを頼りに、木の幹や枝に集まるクワガタを見つけます。
懐中電灯で照らしながら、樹液ポイントを探しましょう。
蹴り採集(トントン採集)
樹液の出ている木を優しく蹴ったり、叩いたりする方法です。
地面に落ちたクワガタを素早く拾い上げます。
あらかじめ木の下にシートを敷いておくと、見逃さずに済みます。
灯火採集(外灯巡り)
夜間に街灯や自動販売機の明かりに集まるクワガタを捕まえる方法です。
雑木林の近くにある外灯や公園の照明、自販機周辺などを重点的にチェックしましょう。
朽木採集
昼間に倒木や腐った木をめくったり割ったりして、クワガタを探す方法です。
柔らかく腐った朽ち木の中に潜んでいることが多いです。
ただし、無理に壊さず、自然を壊さないように注意しましょう。
クワガタ採集時の注意点
クワガタ採集を楽しむために、必ず守るべきポイントがあります。
採集場所の確認
私有地での無断採集は禁止です。
公園や自然公園など、許可された場所で楽しみましょう。
自然環境への配慮
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木を傷つけない
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樹皮を無闇に剥がさない
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必要以上に捕まえない
自然との共生を意識しましょう。
安全面の注意
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スズメバチやマムシなどの危険生物に注意
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夜間は足元をしっかり確認する
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熱中症予防にこまめな水分補給を忘れずに
安全第一で楽しむことが大切です。
クワガタの優しい扱い方
クワガタは大あごで挟むことがありますが、腹部を優しく触ると力を緩めます。
無理にこじ開けるのはやめましょう。
捕まえたクワガタは、落ち葉を敷いた虫かごに入れて大切に持ち帰りましょう。
クワガタの種類と特徴を知っておこう
クワガタ採集をより楽しくするために、代表的な種類を覚えておきましょう。
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オオクワガタ(最大80mm、日本最大級)
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ヒラタクワガタ(平たい体型)
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ノコギリクワガタ(大きなノコギリ状の大あご)
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コクワガタ(小型で黒光りする体)
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ミヤマクワガタ(山地に生息、立派なツノ)
それぞれ好む環境や活動時期が異なるため、ターゲットによって採集方法を工夫しましょう。
まとめ
クワガタを捕まえるためには、適切な時期・時間帯・場所を選ぶことが大切です。
樹液採集や蹴り採集、灯火採集、朽木採集といった方法を使い分けながら、自然を大切にし、安全に楽しみましょう。
捕まえたクワガタは、適切な飼育環境で大切に育てることで、長く観察を楽しむことができます。
今年の夏は、ぜひ自分の手でクワガタを捕まえる体験をしてみてください!
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